最後の出席確認
STORY
物語七人の証言。ひとつの教室。
あの日、
誰かが嘘をついた。
十五年ぶりの同窓会。
再会のきっかけは、恩師の訃報だった。
集まったのは、かつて同じ教室で過ごした七人の男女。
懐かしい教室。色褪せた黒板。変わらない席順。
しかし、そこには誰も座らない八番目の椅子があった。
十五年前、この学校で一人の女子生徒が転落死した。
その死について、七人は長い間、口を閉ざしてきた。
恩師の遺した記録をきっかけに、
当日の証言が少しずつ食い違い始める。
「お前、あの日そう言ってなかったよな?」
誰が嘘をついているのか。
それとも、全員が嘘をついていたのか。
十五年越しの、最後の出席確認が始まる。

DIRECTOR’S NOTE
沈黙にも、声がある。
覚えていることと、語れることは、同じではない。
教室という小さな場所に、十五年という時間を持ち込む。
言葉と沈黙、その間に生まれるものを見つめる会話劇です。
作・演出 高橋 灯
作品設定に基づく紹介文